ルーメン連合本部では、今も女神となったイリスの不完全な覚醒がもたらした異常現象を調査し続けている。
しかし、幾多の地域におよぶその影響は、もはや連合だけの力で手に負えるものではなかった。
そこで彼らは、コーラルシティやアマルーン砂漠の問題を解決した実績を持つ冒険者に、再び助力を求めた。
調査を始めた冒険者は、プレイオス大陸のミルガンディア地方で、オスキュラス傭兵団から不穏な噂を耳にする。
翡翠樹林を越えた先にある、「怪物の木の山」から聞こえる奇妙な音により、
墓地に眠る古の兵士達が目覚め、彷徨い始めたというのだ。
冒険者は怪物の木の山から聞こえる音の正体を探るうちに、神秘の生命体「ラピデム」と出会う。
ラピデムは、古代神より賜った神勅により、怪物の木の山を守り続けてきた知性を持つ岩石の生命体だ。
眠りにつくことのないはずの彼が、以前一度だけ眠りについたことがあった。
その時を狙ったかのように、この山に現れた者が居た。
その者の名は…「アルボルム」。
周囲を混沌で満たし、生きとし生ける者を惑わす…その叫びで永き眠りについた者でさえも揺さぶり起こす者。
冒険者は今回の異変の原因と考えられる「アルボルム」の掃討に向かうことになる。