皇室特殊機関「銀の爪」のメンバー

由緒正しきハイレン家の令嬢。
婚約関係にあるアデルバルト家が議会のために働いている一方、
皇室所属の特殊機関「銀の爪」のメンバーとしての仕事をこなしている。
アデルバルト家の当主であり、婚約者でもあるミュラーとの仲は良好らしい。

ニーダロス村には、カイナ皇帝の命令で冒険者を手伝い、
その後姿を消してしまったアーロンと魔女の情報を収集するためにやってきた。
ニーダロス村の特産品にも興味があるらしい。

酒屋「アッシュツリー」のマスター

父親の後を継ぎ、酒屋「アッシュツリー」のマスターをしている。
かつては大陸全土を回る旅人だったが、
父親の訃報を聞き、帰ってきてからは村で暮らし続けている。
父親を慕っていた村人たちの後押しもあり、
次の村長が決まるまで、やむなく村の仕事を手伝っている。

隠し事をしない竹を割ったような性格のため、人望も厚い。
誤解されることもあるが、諍い事は平和的に解決しているらしい。
旧友であるアスクレンとは今でも仲がいいが、
彼が父親の遺言を言い訳にタダ酒を飲んでいることには
相当な不満が溜まっている。

故郷に戻ってきた青年司祭

ニーダロス村では知らない人がいないほど有名な青年。
子供の時に故郷を離れてホドミス教団に入信した後、
[不滅の司祭団]に所属し、多くの功績を打ち建てた。
休暇を兼ね、故郷であるニーダロス村に戻って来るや否や、
「最年少で5級司祭になった」と自慢して回っている。

容姿端麗で落ち着いた性格も相まって、異性からの注目を浴びることも多い。
その自覚もあり、端正な顔立ちを活かして物事を解決することもしばしば。
いたずら好きで、旧友のエンブラにはいつも小言を言われている。

一流のダンサーを夢見る少女

昼は村でアルバイトをして、
夜には月明かりの下で踊るダークエルフの少女。
子供の頃、近所のグレゴリーおじさんに天使の歌声の話を聞いて以来、
シンガーを目指していたが、才能がないことに気づき、ダンスへと路線を変更した。

今はグラスタンの有名舞踊団に入団するために、日々練習に励んでいる。
実はそのオーディションに1回落ちていることは秘密らしい。

静かなニーダロス村には珍しく活発な性格で、
誰とでも仲良くなれるほどの人当たりの良さも持ち合わせている。

ニーダロス村の漁師

エルフの父親と人間の母親の間に産まれたハーフエルフ。
青年時代にニーダロス村に移住して以来、
どんなに海が荒れていようとも船を出す剛毅な漁師となった。
今では、海辺で悠々自適に釣りをしながら余生を過ごす老人だと
自らを評している。
釣った魚は必要としている人に譲るか、酒屋に売っているらしい。

不愛想に見える印象とは異なり、
美味しい料理と楽しい話さえあれば、豪快な笑いで場を和ませている。
小さいクッキーやアメちゃんを常に持ち歩いており、
人と会うたびに配っているらしい。

早く大人になりたいと願う思春期の少年

ニーダロス村で暮らしている、ごく普通の少年。
優しい心の持ち主で、村人みんなから愛されている。

最近では思春期に入り、わがままな行動を見せることもあるが、
住民達の目には相変わらずかわいい少年として映っているようだ。
同年代の子供があまりいない村を、つまらなくて退屈な場所と感じており、
大人になったら都会に出ることを夢見ている。

怪我しているところを助けて以来、
ずっと一緒に過ごしているスズメの「ピッピ」が唯一の気の許せる友達だ。

幼いが物知りのため、村人から相談を受けることも多い。
笑顔で皮肉を言うこともあり、
正反対の性格である従姉妹のカルメンが、よくそのターゲットとなっている。