都市の人物

  • 冥王シャイニックの執事

    冥王シャイニックの執事

    地下都市タルタロスにて、冥王シャイニックが関心を持たずに放置した仕事を処理している。
    非常に気まぐれで、思い付きで動くシャイニックのわがままも全て受け止める心の広さにより
    住民達からは「タルタロスの天使」と呼ばれている。
    幼い頃、デイモス教団の呪いによって死にかけているところを
    シャイニックに助けられたことが縁となり、彼女の執事となった。

    タルタロスで危険な仕事をこなすうちに、自然と魔力にさらされ、
    その影響で、幸か不幸か未だに10代後半の少年の姿をしている。
    シャイニックを補佐し、タルタロスの仕事を遂行するために、
    ルーメンにいるジェリックスを師として、執事としての教えを受けたことがある。

    (ジェリックスの、剣神と剣神の弟子への横柄な態度には大変な衝撃を受けたらしい。)
  • 好奇心旺盛で腕利きの商人

    ルーメン商団所属のカーリー族の女性

    飛び抜けた話術を持ち、誠実で商売の腕もあり、人々からの信頼も厚い商人。
    タルタロスに不足している物資をルーメンやジュード王国から仕入れて供給している。

    幼い頃から村の外の世界に憧れており、
    外に世界をよく思わないカーリー族の者達と衝突していた。
    その後は村を出て自由に生きてはいるが、村の者たちとの縁はほとんど切れている状態だ。

    現在は商団とタルタロスの間を繋ぐ仕事をしているが、
    いつかタルタロスに正式な店を持つことを目指して一生懸命に働いている。

    メルビックに惹かれているが、自分でもまだその感情が何なのかは分かっていないようだ。
    自分を不思議そうに見る他の種族の視線は少し不快だが、そこまでは気にしていない。
    ただし、耳を触ろうとする者は大嫌いである。
  • 誠実で実力のある魔法使い

    ジュエル学派所属の前途有望な青年魔法使い

    学派所属の先輩達から次期役員候補とされるくらい飛び抜けた実力を持つ人物。
    本人は人の上に立つより、研究室で静かに新しいことを研究したいタイプだ。
    宝石を使用した魔力を都市や村のために活用する方法を模索している。

    メルビックが学派本部に技術支援を要請したため、タルタロスに派遣されて来ている。
    ある程度仕事の目途がついたら戻ろうと考えていたが、
    タルタロスに巨大な研究室を作るというメルビックの計画に心が揺らいでいる。

    普段は他人に関心を示さないが、
    カーリー族であるノエルの動物のような耳には非常に興味を抱いている。
  • 経験豊かな傭兵

    かつて砂漠で名を馳せた傭兵団所属の女性傭兵

    温和な性格だが、戦場では容赦なく敵を斬り捨て、砂漠の猛獣と呼ばれたこともある。
    相当な実力を持ち、次期傭兵団長と目されていたが、
    戦うことに疑問を感じたため、有望な後輩に後を任せて引退した。

    余生を送るにふさわしい場所を探して、タルタロスまで来たところ、
    悪漢に遭遇し、見事撃退したその姿がシャイニックの目に留まり
    倉庫の責任者に任命された。
    超人の頼みを断れずに仕方なくその命を受けたが、現在は仕事に面白みを感じ始めている。
  • 冷徹で几帳面な性格の所有者

    警備専門ギルド「ブルーランサー」の所属メンバー

    冷徹で几帳面な性格で、どんなことも軽く受け流せない性格。
    少人数での仕事を好むせいか、ギルド内に親しい人物は少ない。

    メルビックと多少の縁があり、最近仕事の減ってきていた「ブルーランサー」のため、
    タルタロスの警備契約締結をまとめた人物である。
    しかし、ギルドマスターのランダインをはじめとするギルドメンバー達が、
    警備以外の行動を起こそうとしているため、頻繁に衝突している。
    ランダイン達が、何か良からぬことをを企んでいる気配を感じ、
    少しずつ情報を集めてはいるが、何者かに行動を阻まれ苦戦している。

    現在のギルドの状況に幻滅し、ギルド脱退も考えているが、
    まずはタルタロスで起きている事態を解決しようとしている。