「あの日…私の日常は脆くも崩れ去った。」
領地…そして家族…
私の大事なものはすべて、狂信者たちの黒き炎によって灰となった。
絶望という名の闇に覆い尽くされ、
私の心は強大な敵への恐怖に支配されてしまった。
だが…
「この闇を振り払わねばならない。」
いつまでも立ち竦んでいるわけにはいかない。
我が剣をカリオン家の誇りと共に、蒼天へと掲げよう!
たとえこの身が砕け散ろうとも、この剣だけは私を裏切らない。
「常識を打ち破れ。」
ありきたりな方法では、強大な敵を倒すことなどできない。
今までの自分…そして知り得る世界…すべての常識を破壊するのだ。
「解放せよ。」
誰もが想像し得なかったことを考えるのだ。
「そう…私は、すべてに終焉を告げる者。」
あらゆる“闇”に終止符を打つのだ。
すべての“闇”に告ぐ。
貴様らは我が剣によって裁かれるのだ。
「カリオンの剣を見るがいい!」
我が極めし剣技は、如何なる闇をも殲滅する。
これぞ名家”カリオン”の剣!
闇を滅するには、凍てつく氷の心を持たねばならない。
「冷酷になれ。」
闇に慈悲など不要だ。
闇を滅し、世界を変えること…
それこそが我が剣の極致。
「審判の時だ。」
神が与えたもうた審判の力。
さあ、今こそすべての闇を滅するのだ。
「神喰いとなり…堕天の剣となろう。」
光の剣の道を極めるも…私の心は満ち足りない。
剣の頂へと立てば、復讐は果たせるものと考えていた…。
だが、それは大きな間違いだった。
「我が敵は…もはや神のみ。」
ならば…私は人を捨てよう。
神よ!
今こそ我が剣を受けるがいい!