NPC

  • ただ勝つことに執着する孤独な超人
    7大超人の1人。
    人々は彼を『凶王』と呼ぶ。
    他の超人と違って定住の地を持たず、大陸中を放浪している。

    幼いころの彼は感情に乏しい、か弱い少年であったが、
    自分を理解してくれる師匠の教えがきっかけとなり、「喜び」を知る。
    師匠から体術と格闘術を学び、か弱い少年は誰よりも強い男に成長した。
    しかし一つ、大きな問題があった。
    それは「喜び」という感情を戦いの中でしか感じられないということだった。

    戦いに執着する彼は、とある事件をきっかけに村を離れた。
    その後数々の戦いで名を馳せ、やがて、誰も手を付けられない戦士として超人と呼ばれるようになった。
    噂によると、彼が最初の超人であるとも言われている。

    欠落した感情を満たすため、今日も闘争を求めて戦場へと向かう。
    定住の地を持たない彼だが、唯一「フォボス」へは幾度となく足を運び、しばらくの間滞在する。
    なぜそこを訪れるのかは誰も知らないが、確かなことが一つだけある。
    彼の訪れを、住民達は心から歓迎していないということだ。
  • 運命を信じるインキュバス
    夢魔の領域「ローゼンガルテン」から遊びに来たインキュバス。

    悪魔である自分を倒そうとするペオニアに一目惚れした。
    彼女の気をひこうといろいろなことをしている最中、同族を消滅させてしまう。
    それをきっかけに同族から狙われるようになってしまったが、あまり気にしていないようだ。

    インキュバスらしく人を魅了する美しい姿をしているが、相手を誘惑する方法を知らない。
    彼の魅力に落ち、誘惑されることを望む人間もいるが、当の本人はペオニア以外に興味はないようだ。
    都市の人からは「片思い中の悪魔」として噂になっている。

    人間に友好的な上に好奇心旺盛で、知識を得ることを好む。
    超人アドキーナと平気で話すなど、恐れを知らない悪魔である。
  • 荒廃した地に生まれた女性
    マルスの市長「クラウス」の秘書兼執事。

    孤児だった彼女が生き残るためには、強くならなければいけなかった。
    何より、彼女は自分よりももっと弱い者達を守るためにも、弱いままではいられなかったのだ。
    優れた体術と強い精神、洞察力を持つ彼女は、まさにマルスの住民らしい存在である。

    マルスの平和を実現させようとしているクラウス市長と出会い、彼の秘書兼執事になった。

    プライドが高いため自分をメイド扱いをする者や、メイドを雑に扱う人を嫌う。
    なかなか固い表情は直らないが、小さくてかわいい動物や子供の前ではよく笑う。
    大陸のごちゃごちゃした情勢のせいで、かつての同僚達とはあまり会えていないが、
    手紙で親密な関係を維持している。
  • マルスが重宝する始末屋
    フォボスの地の上に建てられたマルスでは問題発生は日常茶飯事だ。
    マルスがそれらの問題に懸賞金をかけ、処理するものを募集すると、希望者が集まるようになった。
    住民達は彼ら「始末屋」と呼んでいた。

    最近になってフォボスでは多くの問題が起き、そのたびに住民達は始末屋に助けを求めたが、
    多くの始末屋は悪魔の発生と共に逃げ出してしまい、残った者はごく僅かだった。
    その残った者の中に、ペオニアを始め、マルスの住民達に信用される男がいた。

    名前も素性も全くわからないが、払った分の仕事は確実にこなしてくる。
  • 自分の店を持つことを夢見る少女
    生まれたころから糸と針を放さず、大人になるころには大概の服の修繕ができるようになっていた。
    預けた素敵なデザインの服を修繕していた時、ふと自分でも服を作りたいと夢を見るようになる。
    直接服を作るデザイナーにではなく、理想の服をたくさん並べた自分だけの店を持つ夢を。

    夜にはデザインを勉強して、昼には修繕をするなど目標のためにお金を貯めている。
    そのせいでいつも寝不足でよく寝ているが、あまり気にしていないようだ。
    尊敬するペオニアがいつも応援していることに感謝していて、
    この間は彼女に服を作ってプレゼントしたようだ。
  • 病人は選ばない天幕の医者
    マルスには「天幕の医者」と呼ばれる、小さい天幕を治療室にしている医者がいる。
    実はマルスには薬の材料集めのために来たのだが、たくさんの人々の治療にあたるうちに
    情が移ってしまい、そのまま定住している。病人であれば人や動物はもちろん、
    悪魔であろうと治療するため、住民の間では好き嫌いが分かれている人物でもある。
    特に富裕層には彼をよく思っていない人が多いようだ。

    薬の材料集めに夢中になりすぎて、デイモス暗黒城国に入ったこともある。
    無事に戻って来たようだが、危険だという自覚があまりないようだ。