ボスモンスター

  • ジェレニス魔法学園理事長
    私立第一魔法研究所出身で魔法庁所属の有能な男性魔法使い。
    風属性魔法が得意で、とある魔法教科書には彼の名前が記載されている。
    現在は魔法学園ジェレニスの理事長として、学園に関する仕事に携わっている。

    その美しい容姿のため、幼いころからあらゆる女性から愛されたが、生来の浮気グセで傷つけてしまうこともあった。
    研究に没頭するため魔法研究所に入ったものの、気付がけば帝国の魔法庁所属になっており、
    そこで研究所出身の魔法使い達の仕事を手伝っていたら、研究には関係ない仕事まですることになってしまっていた。
    仕事は順調そのものだったが、全てがうまく行くわけではなかった。
    仕事の一環で愛する恋人クロリスの左遷に手を貸してしまい、破局してしまったのだ。
    やがてゼフィロスは魔法学園ジェレニスの理事長に就任し、そこで学園長として働いていたクロリスと再会するのだが、
    二人は「ただの学校関係者」―それ以上でも、それ以下でもない状態でいる。

    時間は流れ、学園祭の季節。
    学園祭の準備中、学園に不穏な気配が漂い始める。
    ゼフィロスは生徒を守るため、魔法修練館の外へと退避させるが、自身は逃げ遅れてしまう。
    オーラの余波を直に受けてしまったゼフィロスは、巨大な壁掛け時計と融合してしまったのだった。
  • 魔法学園ジェレニスの学園長
    シルバリア王国魔法庁出身で魔法学園ジェレニスの学園長を務めている、人間とエルフのハーフの魔法使い。
    天才的な魔法使いとして噂されており、どの属性を扱うことに長けているが、
    エルフの血筋の影響なのか、特に土と木を扱う魔法をより得意とする。

    幼少期はどちらの種族からも歓迎されなかったが、持ち前の明るい性格と親しみやすさによって、
    人気の高い魔法使いとなった。 ある時、魔法庁に勢力を伸ばそうとした私立第一魔法研究所の研究者たちと衝突してしまい、
    魔法庁を追い出されてしまうが学校からの要望を受け、魔法の先生となった。
    やがてその実力が認められ、魔法学園ジェレニスの学園長に主任した。

    学園祭の準備のため学生を手伝っていたクロリスは、学園に不穏な気配が近づいていることに気付き、
    急いで生徒達を退避させる。
    そのオーラは徐々に学園の奥へと侵食し、保管されていた古代の遺物「ウィンディシード(風の種)」を揺さぶった。
    ウィンディシードは強力な魔力を持っていたクロリスと共鳴し、融合してしまう。

    ウィンディシードに自我を奪われそうになる中、クロリスは辛うじて意識取り戻したが、
    自分の意思とは関係なく動くもの全てを攻撃する、奇妙な存在となってしまった。