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帝国の歴史と共に歩んできた場所
シルバリア王国が大陸の覇権を握り、帝国へと生まれ変わる過程において、
片づけなければならない事案は山積していた。
そんなグラスタンの片隅には、様々な分野の官庁が建設され、一つの地区が形成されていた。
それが現在の皇城と中央広場の間にある行政地区である。
厳粛な雰囲気に見えるこの地区は、
長い間、帝国の政治を支えながらも、今も変わらぬ姿を見せていた。
人々は、街とは異なる空気が漂うこの場所を、
帝国らしい雰囲気を感じとることのできる唯一の場所であると話す。
それは、良くも悪くもこの地区が帝国で起きているある事件の中心となっていたからだ。
そしてそれは、過去だけではなく、今もなお続いているのだ。
数百年続いた罪…その始まりの場所
魔法の力によって、帝国の住民を助けることを目的として設立された魔法庁。
魔法使い達は、大魔法使いジェレニスの意志を継ぎ、住民達の支援を行ってきた。
いつからかプレイオス大陸では、魔法でなければ解決できないことが多くなり、必然的に魔法庁の地位も高くなっていった。
そして帝国のみならず、大陸全土において、なくてはならない機関へと成長していったのだ。
帝国がその歴史を積み重ねる度に、魔法庁もより多くの秘密を抱えるようになっていった。
しかし、知らずに犯していた罪であるからと秘密裏に処理されていたことが、
次第に意識的に犯す罪へと変わり、終には隠す努力すらしなくなってしまった。
罪の温床となったこの場所は、その罪の対価を払うかのように
積み上げてきた地位を失い、怪しい力に浸食されていった。
行政地区に建てられた特別な魔法の扉
外見は普通の扉(ゲート)だった。
その中を覗いても見えるのは、いたって普通の首都グラスタンの風景のみ。
しかし、忌々しい力がゲートに宿ってからというもの、
視界に映るゲートからの風景は、少しずつ異世界の姿へと変わっていった。
隠すことのできないその異質な雰囲気が、
首都グラスタンではなく、魔界へと向かう道だということを感じさせる。
道中で変貌した魔法使いや魔族、そして何かを運んだ痕跡までもが見つかったため、
冒険者はそこに隠れた存在を探す果てない道を彷徨うこととなる。