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誰よりも熱き心を宿す英雄STORY
「――みんなを守る、そのための力だ」
これまで多くの戦闘を勝利に導いた英雄は、
この“力”が、これから先の戦いに必要となることを理解していた。
新たに“覚醒”した力を以て、救いなき世界に希望の灯をともすべく
その名のごとく敵を殲滅する。
いつだって、『世界』は助けを求めていた。
「――みんなを守る、そのための力だ」
これまで多くの戦闘を勝利に導いた英雄は、
この“力”が、これから先の戦いに必要となることを理解していた。
新たに“覚醒”した力を以て、救いなき世界に希望の灯をともすべく
その名のごとく敵を殲滅する。
いつだって、『世界』は助けを求めていた。
「立ちはだかるのならば、ただ、斬り伏せるのみ」
研ぎ澄まされた剣の先にこそ、生と死は存在する。
厳しい修練によって“覚醒”し、
真理を見出したことで剣の極地へと至った。
自らの弱さを知り、新たな強さをその身に刻む。
その刃は、やがて『世界』の理すら斬り捨てる。
「私は、私を証明する」
多くの試練を乗り越え、神に認められた聖騎士にとって
“覚醒”した力も、神からの贈り物のひとつに過ぎない。
神への信仰心はさらに強まり、それに比例するように
身体能力はより一層強化されたが、それを扱う心までは変わらない。
だからこそ、神の騎士はその正義を『世界』に掲げる。
「殴って壊して押し通す!」
拳闘士は突き出す拳と踏み出す足から、
『世界』を廻る生命の力を感じとる。
“覚醒”によって、生命の力をより鮮明に重く感じるようになり
その重さが振るう拳を鈍らせたが、修練を続ける中で克服し
やがては新たな力となって、拳を握る理由となった。
振り抜いた拳は、いつしか『世界』の理に触れる。
「私は、いつか『世界』を解き明かす」
いつだって魔法の真理はそこにあった。
手を伸ばせば簡単に触れられるほど近く、
しかし決して理解することはできない。
だからこそ魔法使いは、“覚醒”した力を以て
大いなる謎に挑み続ける。
いつしか、『世界』の全てを暴くその時まで。
「みんなに幸せを届けるんだ」
“覚醒”によって強化された声が、奏でる旋律が、
大気を揺らし、心を振るわせ、人々に戦う勇気を与えてくれる。
その奇跡は、既存の魔法の枠組みを超えた新たな魔法となる。
紡がれた歌声が、やがて『世界』を震わせる。
「何物にも囚われない、自由な風さ」
世の中の全ての秘密を解き明かしたいと願った冒険家は、
様々な経験と知識を吸収し、新たな力に“覚醒”した。
『世界』を脅かす敵に対抗すべく、協力者を募るために
偉大な冒険家として自分の名前広めるべく動き出す。
そうして、『世界』には軽やかな風が吹く。
「夢なら、もうとっくに叶ってる」
最高のガンナーとして称賛を受ける“魔弾の射手”は
かつて憧れた理想のために、『世界』の脅威へと立ち向かう。
おとぎ話の英雄に憧れるだけの子どもはもういない。
そこにあるのは、“覚醒”した力を使いこなし、
悪を撃ち抜くべく引き金を引く、紛れもない英雄の姿。
その弾丸は、『世界』を変えるトリガーとなる。
「だって、『世界』はこんなにも謎に満ちている」
時間と空間を行き来する魔力に触れ、
魔道ゴーレムが得た古代の力は“覚醒”をもたらし、
以前の稼働性と破壊力を大幅に更新した。
強大な力の存在に少しだけ恐怖を感じたが、
魔道ゴーレムの主としての試験と考え、その解析を進める。
やがて『世界』は異なる姿を見せ始める。
「だから、私は戦い続ける」
力に呑み込まれる運命、魂を喰らおうとする衝動
その全てに打ち勝った魔法使い。
“覚醒”によって異なる『世界』の流れをより正確に読み取り、
さらには現世界と繋げる能力の掌握に成功する。
それは、『世界』に抗うための楔。
「この感情も、想いも、全部私の中にあったんだ」
感情が読み取れるカードを持ち、
異なる『世界』を行き来しながら
<法則>の力の研究を続ける旅人。
立ちはだかる「謎」に道を阻まれた時、
“覚醒”したカードは新たな感情を授ける。
その感情を、いつしか『世界』も思い出す。
「これからもよろしく……相棒」
自我を持つカードとの偶然の出会いは、
日常が捻じ曲げ『世界』を廻る闇の力との出会いでもあった。
カードにふさわしい主となるための旅が続き、異なる世界にて未知の力に触れる。
“覚醒”は自分さえ知らなかった新たな姿への生まれ変わりをもたらした。
その力と、共に『世界』を歩んでいく。
「もう、これ以上何も失わせない」
記憶を追い求める旅の中で、自らの記憶だけでなく
『世界』の真実すら失われていたことに気付く。
“覚醒”の過程で新たな悟りを与えてくれた黒狼玉と共に
今も『世界』を覆う影に潜む悪と戦い続ける。
その鮮烈な術技が、『世界』に黒き嵐を巻き起こす。
「何も、迷うことはなかった」
深い怒りによって悲しみの記憶を押し殺してきた神の使徒だが、
女神の導きは、いつしか彼に安息を取り戻してくれた。
その中で得た“覚醒”という力は、神より授かりし、新たな道を示す灯。
やがて、『世界』は眩い光に覆われる。
「この炎が、皆を導く灯になる」
太陽神アグニの力と祝福を受けた一族、その最後の戦士。
炎の根源とも称される「万物の理」を超越する炎の力に加え
“覚醒”という新たな祝福をその身に宿すこととなった。
その一撃は、もはや『世界』すら焼却する。
「今こそ、神を斬り捨てる」
運命に弄ばれ、絶望の闇に落ちた復讐者は、
その剣で、神を打ち破るためだけに生きていた。
例え、様々な試練の先に“覚醒”した力すら、
神に与えられた力なのだとしても。
その剣は、いつだって『世界』に向けられていた。
「ただ、自分の信じた道を歩むだけだ」
光と闇の狭間にて悪を裁く“影を歩く者”。
“覚醒”によって、歪んだ“闇”の力が強まるほどに、
闇の中の声から、自分を呼ぶ声が鮮明に聞こえるようになっていた。
やがて、その声に従い自分が守っていたはずの境界を越える。
その先に広がる『世界』にこそ、自分が望んだ答えがあると信じて。
騎士は、光無き『世界』を渡る。